女性プレーヤーを繋ぐ架け橋を目指して 〜JFDA女性委員会 第3弾〜

こんにちは。はじめまして。女性委員会のかっぱです(本名は、川村(旧姓 福原)有希と言います)。

女性委員会の記事も、今回で第3弾となりました。いつも読んでくださり本当にありがとうございます。これまでの記事はそれぞれのべ1500名以上の方が見てくださり、みなさんの閲覧やSNS上でのご意見が私たちの原動力ともなっております。

さて、第3弾となる今回の記事では、第2弾の記事でも取り上げた「女性不足」に関して取り上げさせていただきます。

2弾 記事はこちら↓

たくさんの方々が熱い気持ちをもってアルティメットを続けているかと思いますが、アルティメットはチームスポーツ。自分だけが努力したとしても、チームの人数がいない・・・ということで困った女性チームやミックスチームは多くあるのではないでしょうか。私もその一人です。同じ悩みを抱える皆様に向けて、私の経験をお伝えすることで、何かの参考になれば幸いです。

圧倒的な人不足が作ってくれた出会い

私がアルティメットに出会ったのは大学一年生のころ。「今からでも世界を目指せるマイナースポーツを始めよう」と立ち上がった時、本当に偶然の出会いから、私の生活、いや、私の人生は大きく変わることになります(→第1弾記事参照)。

アルティメット部を作ろうと目標ができた私は、もちろん人集めから行ったわけですが、私が困ったことは、圧倒的な「女性不足」。

とにかくなんとか人を集めてチーム作ったものの、日が経つと練習に来なくなる子がいました。それでもなんとか、最初の全日は出場することが出来ました(今ではあり得ない、0-40なんていう暗黒の歴史を残し…)。その後に出場した新人戦での初得点は今でもはっきり思い出せるほど感激的なものとなり、ここからまた頑張ろう‼と言っていたものの・・・その状況も長くは続かず、その後の東海オープンやドリームカップなどの試合には出場できなくなった時もありました。私の気持ちは燃え盛る一方で、その想いとは裏腹に減っていく部員たち。どうしたらいいのだろうかと頭を抱えていました。

そんな時に助けてくれたのが他大学のプレイヤーでした。
「もったいないよ!一緒に出ようよ!」
と声をかけてくれたのです。そんなことを言ってくれる人がいるんだと、本当に嬉しかったです。

当時人数不足のチームと合同で出場した時の写真

当時人数不足のチームと合同で出場した時の写真

 

このつながりから、ドリームカップでも社会人チームを紹介してもらい、社会人チームの皆様も突然一人飛び込んできた私を快く受け入れてくださいました。

そのような出会いのきっかになったのは、協会が主催するイベントでした。当時、愛知県ではピックアップゲームが行われていました。くじ引きでチームを決め、ほかの大学の人たちとアルティメットをしていくイベントです。そこに参加し、とにかくたくさんの人に話しかけ、自分の顔を広げることができました。そして、人数が少ないと嘆いたときに、先ほどの他大学のプレイヤーが声をかけてくれたのです。

私を受け入れてくださった社会人チームのみなさま

私を受け入れてくださった社会人チームのみなさま

 

女性委員会が女性プレーヤーを繋ぐ架け橋に

人不足で練習や試合ができない状態に困る人たちでも、他のチームに混ざることに対して抵抗がある方もいらっしゃるかもしれません。でも私が他チームに混ざった時には、たくさんの知識を得ることができました。自分のチームでは練習を行うことや大会に出場することに必死で、攻め方や守り方を考えたり練習したりすることは二の次。大会で相手チームがゾーンディフェンスを仕掛けてきたときは、それはもう悲惨でした。

でも、他のチームに混ざることでゾーンの攻め方なんかもようやく教わることができたりして、本当にありがたかったです。また、思ってもいないところで褒めてもらえ、陰で涙を流したこともありました。知らぬ間にチームを維持することの重責に押しつぶされそうになっていた自分に気づくこともできました。そんな気持ちを救ってくれたのも、当時私に声をかけてくれたチームだったんですね。こんな出会いがあったからこそ、続けてこられたんだと思います。

女子の人数ぎりぎりでそろえたミックスの大会

女子の人数ぎりぎりでそろえたミックスの大会

 

にしても・・・この悩み、私が始めたころから今の今でもずっと続いている悩みな気がします。第2弾の記事でもお伝えした通り(第二弾記事URL)絶対的に女子の人数が足りない現実はもう15年以上も(年齢がばれる…)続いている現実が数字でも表れています。私自身も実感し、そして今でも抱える悩みです。10年以上経過した今でも、「変化がない、少ない」ということですね。

私はこの経験から、「熱い気持ちはあるのに人数不足で試合に出られない女性たち」をつなげてはいけないだろうか、と考えています。女性プレーヤーたちの間にいる、コーディネーター的な存在に女性委員会がなれないかなと。それが過去に私を助けてくれたアルティメットプレーヤーへの恩返しにもなるのではないかとひそかに考えてもいます!

最後に

学生の時は特に、チーム作りに必死になり、一人で抱えがちかもしれません。人数不足にただ、頭を抱える毎日を過ごすこともあるかもしれません。そんな時にも気軽に相談できる場所として、女性委員会を思い出してもらえるように取り組んでいけたらと思います。

最後までありがとうございました。

みなさんの要望、思い、苦しみなどなど、どんなことでもご意見を聞かせてください!!

JFDA 女性委員会について

JFDA女性委員会は、女性プレーヤーのみなさんが一日でも長くディスクに関われるように、そして、一人でも多く仲間が増えるように活動をしています。定期的に情報発信などもしていきますので、ぜひ「こんな情報がほしい!」「こんなことやってみたい!」など、気軽に委員会やメンバーに直接お声掛けください。

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