今年に入ってから私たちの生活は一変。気軽に会えなくなったけど、みんなどうしてる？何を感じ考えてる？？
JFDA女性委員会では、男女や年代問わず全国各地さまざまな方にヒアリングをさせてもらっています。
これを機に、ディスクへの関わり方について考え直している人もいるかもしれませんが、共有してもらったお話が、少しでもみなさんの共感や今後へのヒントに繋がれば幸いです。
■プロフィール
稲葉 紗弥香（ジェン）
日本代表ミックス部門でプレー。U24ミックス部門のコーチも務める。
今年開催予定だった世界大会にも、マスターウィメン部門で挑戦していた。
■ヒアリング回答
①緊急事態宣言の下、どのように過ごし、どのようなことを感じ考えていましたか？
緊急事態宣言が出る前は、マスター日本代表の選考会や練習会に参加させていただいていました。
実は２０１８年１２月に膝の大きな怪我をしてから、プレーヤーとして世界と戦うのはこの先難しいのかな、と正直思った時期がありました。しかし、Ｕ２４代表のコーチをさせていただいていて、代表選手たちの頑張りや頼もしい姿を間近でみて刺激を受け、もう一度プレーヤーとして世界と戦いたいという思いが強くなり、マスター選手権に挑戦することに決め、挑戦していました。手術やリハビリをしてきて、やっと徐々にプレーに復帰できてきたと思った矢先、コロナが流行。そして緊急事態宣言。ワクワクしていた気持ちが、何もなくなってしまいました。
今まで私はアルティメット中心に生活してきました。アルティメットができなくなって、私って本当にアルティメットしかなかったんだなと気付かされました。少し暗い気持ちになったりもしましたが、これを機に、自分のライフバランスを見直す良い機会にもなりました。仕事のスキルアップ、プチベランダ菜園、日焼けをしない週末、あとは家でトレーニング…主に今までやれていなかったアルティメット以外のことをして過ごしていました。
②緊急事態宣言が解除され、今後はどのように過ごしたいなど、何か感じ考えていることはありますか？
アルティメットに対して、今までのようなモチベーションを維持できていないというのが、正直な今の気持ちです。それが目標を持ちにくいからなのか、怪我からくる自信のなさからなのか、自分でも正直まだわかりません。
年齢のこともあるし、仕事のこと、自分のライフバランス・人生設計、色々考えたときに、現実問題１年後世界大会に参加ができるのか、同じようなパフォーマンスを維持して世界と戦えるか、正直自信がないし考えなくてはいけないことがたくさんあるなと思っています。練習に参加できるようになったら、グランドに行き、思いっきりアルティメットをして自分の気持ちを確かめたいと思っています。練習に行ったら、無条件にやっぱりアルティメットがしたい！ってなるかもしれませんが…
まだまだ手洗い、マスク、消毒、会いたい人に会えない、行きたい場所に行けない生活は続きそうですが、今は明るい未来のために今とるべき行動を心がけ生活していきたいと思っています。色々な場所に行けるようになったら、会いたい人に会って、お酒を飲みながら色々な話をしたいです。
JFDA女性委員会は、みなさんが一日でも長くディスクに関われるように、そして、一人でも仲間が増えるように活動をしています。定期的に情報発信などもしていきますので、ぜひみなさんからも「こんな情報がほしい！」「こんなことやってみたい！」など、気軽に委員会やメンバーに直接お声掛けください。
