今年に入ってから私たちの生活は一変。気軽に会えなくなったけど、みんなどうしてる？何を感じ考えてる？？
JFDA女性委員会では、男女や年代問わず全国各地さまざまな方にヒアリングをさせてもらっています。
これを機に、ディスクへの関わり方について考え直している人もいるかもしれませんが、共有してもらったお話が、少しでもみなさんの共感や今後へのヒントに繋がれば幸いです。
■プロフィール
阿部菜乃華
ミックスのピックアップチーム「Cojicoji_ず」や、東北を拠点とした社会人ウィメンチーム「チャーム」でプレー。
海外渡航が気軽にできていた時期は、留学先でアルティメットを楽しんだり、海外の大会にも参加したりしていた。。
■ヒアリング回答
①緊急事態宣言の下、どのように過ごし、どのようなことを感じ考えていましたか？
今年の4月からデザインの専門学校に入学を決めていたのですが、登校は6月頭まで延期になりました。当初は「約2カ月間、筋トレや英語の勉強をとことんやろう！エンジョイしてやる！」と意気込んでいましたが、天井に向かってディスクを投げれば外で投げたいとなるし、試合動画をみればみんなでアルティメット がしたい！となって、自由な2ヶ月間は想像とは違うものでした。
私は友人とルームシェアをしているのですが、その友人は在宅ワークに切り替わり、家事のほとんどを時間がある私が担っていました。外に行けないストレスを紛らわせようと家事に打ち込みましたが、繰り返されるルーティーンの中で思ったよりも自分の時間が確保できず、外出できない事と相まって本当に辛く感じてしまいました。家族を持ち、家事をこなされている世の中の方々への尊敬で気持ちがいっぱいになりました。そして、自分を育ててくれた親への感謝が溢れでてくるなんてものじゃなかったです。
ショッピング、スポーツ、外食、趣味、ちょっとでも毎日見てる風景とは違う景色を見る事や、むしろストレスだと思っていた仕事に行く事でさえも、日々の大事な時間で、精神的に支えてくれていた出来事だったんだと、改めて思い知らされました。
②緊急事態宣言が解除され、今後はどのように過ごしたいなど、何か感じ考えていることはありますか？
当面は、まずは気を抜かない！という事を考えています。誰かの人生や誰かの家族を「自分が」めちゃくちゃにしてしましまう可能性があるのだ、と考えると怖いです。過剰に心配してしまいます。だから、以前の生活に戻ったかのような光景を目の当たりにすると、思わず心配になってしまいます。周りの言動に過敏になり心労を感じる日もあります。
どのくらい先になるか分かりませんが、安心して過ごせるときがきたら、まずやりたいことがあります。
ずっと最前線で闘ってくれていて練習に参加しない事を選んでくれている、チームの医療従事者のメンバーへ感謝の想いを込めて、ピックアップの大会を開催したい。
もちろんチームのメンバーだけではなく、医療従事者でアルティメット をされている方々がたくさんいると思いますので、招待したいです。そのメンバーは流しそうめんがしたいと言っていたので、参加賞は流しそうめんで計画しています。
あとは、海外の大会に参加したり、旅行するのが好きなので、落ち着いたらすぐにでも海外に遊びに行きたいです！
まだまだ元の生活に、とはなりませんし、アルティメットが不足した日々が続くかとは思いますが、みなさんお互い無理しすぎず乗り越えていきましょう！！！
JFDA女性委員会は、みなさんが一日でも長くディスクに関われるように、そして、一人でも仲間が増えるように活動をしています。定期的に情報発信などもしていきますので、ぜひみなさんからも「こんな情報がほしい！」「こんなことやってみたい！」など、気軽に委員会やメンバーに直接お声掛けください。
