【 #StayHome 】フライングディスクの「ここが好き!」 vol.16 小林可奈

オンラインインタビューを利用した、バトン形式の連載企画。

第16回はこの方の、フライングディスクの「ここが好き!」をうかがいました。

(企画:仙田、淺井 / インタビュー:仙田 / 執筆:淺井 / 編集:仙田)

あなたのお名前と、フライングディスク歴を教えてください。

小林可奈です。今年で9年目になります。

 

 

フライングディスクとは、いつ、どこで出会いましたか?

高校の時に体育の授業で初めてフライングディスクというものを知ったのですが、本格的に始めたのは大学に入ってからです。現在スワンピーバーグに所属している小池裕子選手が高校時代同じバスケ部の先輩で、日体大への進学を勧めてくださり、アルティメットにも誘ってくれました。小池さんには初めてのU23の選考会にも誘っていただいて、今日本のトップや代表レベルでアルティメットができているのもそうしたことがあってだと思うので、この世界に入るきっかけをくれたことに感謝しています。最初に競技を見た時は、走るのが好きだったので楽しそうだなという印象で、先輩たちがすごくて圧倒された感じも覚えています。

 

 

今のフライングディスクとの関わり方を教えてください。

今は、ハックという東京を拠点としたクラブチームで活動しています。皆社会人なので仕事が休みの土日に集まって活動していて、今は全日本とクラブ選手権優勝をチームの目標に掲げて練習しています。代表活動としては、来年に延期された世界選手権に向けて選考を受けている状態です。2016年のA代表も出場させてもらったのですが、4位という結果で思うようにいかなかったので、次の大会でしっかりリベンジしたいという強い思いもあって、選考会と大会に向けて頑張っています。

ステイホームの期間中は、人がいない時間帯に走って体力を落とさないように気をつけたりとか、チームのトレーナーさんが個人の環境に合わせたトレーニングメニューを考えてくれたのでそれを自宅でやったりしています。体力的な部分は補えない部分もあるんですけど、筋力的な部分は落とさないように、自粛期間中も最低限キープできるようには努力しています。

 

 

フライングディスクの「ここが好き!」。

自分が社会人になってもアルティメットを続けられている理由という点では、自分が好きなクラブチームを選べて、「この人たちとやりたい」とか、「こういうプレーヤーになりたい」とか、そういった理想を追えるというところが社会人アルテの魅力かなと思っています。あと、そのチームに入らなければ絶対に関わらなかっただろうなと思う人たちと一緒にチームを組む楽しさだったりとか、クラブ選手権やUSオープンを通して国境を超えた仲間ができたりとか、そういうところはフライングディスクの長所だと思います。なかなか世界中に友達ができる競技を続けることって難しいと思うんですけど、フライングディスクは世界との距離がすごく近い競技だなと思います。

特にクラブチームでは、監督がいない中で自分たちなりに考えてプレーをして、それが結果に繋がる時もあれば繋がらない時もあります。でも、もちろん負けても良いというわけではないですが、上手くいかなかったことも自分たち次第で次に活かすことができるし、自分たちがやってきたことで結果が出た時の嬉しさって、今まで学生でやってきた時とはやっぱり違う楽しさがあるなと思います。クラブチームの中でも競技力のレベルっていうのは人それぞれで、皆色んな大学からその社会人チームに入ってきていますし、アルティメット歴も、初心者の人もいればベテランの人もいて。その中で皆の長所を選んで使って、弱いところは補って、っていう風にチームを作っていけるというのはすごい魅力なので、今もとても楽しくやっています。毎年全力で楽しめるようにプレーしているので学生の頃と比べていつが一番楽しいというのは特にないのですが、クラブチームの魅力としてそういった部分はあるかなと思います。

 

 

次にバトンを繋ぐ方は、どんな方ですか?

今同じハックのチームメイトとして活動しているメンバーの一人で、来年のA代表の女子の監督をすることになっている方です。経験が豊富なベテランの選手で色んな知識と経験をお持ちなので、すごく尊敬していて頼れる大先輩っていう感じなんですけど、その中で親しみやすさというか、面白くて優しい一面もあって、強さとのギャップっていうところにもすごく魅力のある先輩です。

 

 

トップチームの選手や代表チームの監督にもお話をうかがうことができるのは、この企画の魅力のひとつですね。

次回のお話もお楽しみに!

 

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