【Back Number vol.9(1982年12月7日発行)】

※本記事は、日本フリスビーディスク協会(JFA=日本フライングディスク協会の前身)が1982年12月7日に発行した「FRISBEE DISC TIMES vol.9」(本サイトの前身である協会発行紙)から一部の記事を引用したものです。紙面のスキャンデータ(記事全文)はこちらからご覧いただけます。(データの品質の都合上、一部文章や写真が途切れている場合があることをご了承くださいませ。)

 

初心者コーナー
DISC GOLF(ディスクゴルフ)の遊び方

ディスクゴルフとはゴルフのクラブでボールを打つ代りに、ディスクを投げあらかじめ決めておいた目標物(電柱、ゴミ箱、ディスクゴルフ専用ゴール等)に、何回で当てたか(若しくは入れたか)を、コースを回りながら競うゲームです。

ルールとしては、ゴルフと殆んど同じです。ディスクはころがしたり、バウンドさせてもかまいませんが、ディスクが止まった地点までを第一投とします。第二投目は第一投目のディスクが止まった地点から投げます。

一投ごとに使用するディスクを変えてもかまいません。ゲーム終了後、投げた回数の最も少ない人から順位が決まります。ゲームをもっと楽しくするための工夫としては、各コースにOB区域又は、絶対にディスクが通らなけらばならない目標物(木と木の間等)を設ければ楽しくゲームができるでしょう。

 

 

 

フリスビーを10倍楽しくする方法。
DISCATHON(ディスカソン)にチャレンジ。

(1)1kmの曲折したコースに沿ってディスクを投げ、最短時間でコースを回る。

(2)選手は必ずしも障害物(図1参照)を通過しなくてもよいが、ディスクは通過しなければならない。

(3)ドッグレッグの通過条件はディスクゴルフと同じだが、規定された方向で通過するために特定の地点に戻ることは要求されていない。

(4)スロー技術としては、続けてローラーを投げてはいけない。”ローラー”を定義するなら飛行早朝の1/3以上、地面を転がるスローということになる。

(5)競技は第一投から始まり、ディスクがFinish line(図1参照)のうえを完全に通過すると終了となる。

(6)選手は2枚〜3枚のディスクを交互に使ってコースを回る。各スローが停止した地点より次のスローを行なう。次のスローをする為には選手の足、あるいはひざの一部はリリース時ライの(下図参照)上になければならない。もう一方の足ないしひざはライのエッジ(進行方向・図2)の線—次の障害物に対し垂直—のすぐ前の地面に着いてはならない。

(7)ライは先回投げられたディスクの真後ろで、直径がゲームに使われる直径の約2倍ぐらいある円形の部分。

(8)スロー後、選手はライを決めていたディスクを拾い上げ次のライの所まで運んでいってもよい。このやり方には2種類の変形が考えられる。

  • (a)投げたディスクがまだ地上を転がっている時、それに追いついたならディスクを止めてもいいし、止まるまで放っておいてもよい。いずれにせよディスクが止まったらライと次の障害物に対しての垂線が決定される。
  • (b)障害物(一つの場合、二つの場合)のそれぞれの垂直面(図3)をディスクが正しく通過したなら、まだ飛んでいるディスクをキャッチし、停止せずにライを決めてもよいが、どちらかのディスクを再び投げる前に三歩までならディスクを持ち運んでもよい。

 

(9)使用するディスクはすべて比重が1以下の素材(水中に沈んだら逆さまになって水面に浮上しなければならない)でなければならない。

(10)ゲームは2〜3人の選手が同時にスタートすることが望ましい。

 

<マナーについて>
選手は互いに障害することなく競技することが前提になっている。選手は特別な責任を自分自身に課し、特別な注意を払わなければならない。スローする人の正面にいる選手は彼等のスローの妨害をしないよう最善の努力をしなければならない。しかしながら、もしこういった相互の注意にもかかわらず、あるスローが誰かに当たった場合、ライは普通どおりに決められる。

こういった義務に妥協することにより選手が有利になる状況があることは、はっきりしている。しかしこれは資格喪失の危険を冒すことである。

 

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