【Back Number vol.6(1982年3月7日発行)】

※本記事は、日本フリスビーディスク協会(JFA=日本フライングディスク協会の前身)が1982年3月7日に発行した「FRISBEE DISC TIMES vol.6」(本サイトの前身である協会発行紙)から一部の記事を引用したものです。紙面のスキャンデータ(記事全文)はこちらからご覧いただけます。(データの品質の都合上、一部文章や写真が途切れている場合があることをご了承くださいませ。)

 

関東学生オールスターアルテミット東西対抗戦

1982年ど全米学生オールスター・フットボールゲーム”Japan Bowl”が、1月17日、好天の横浜スタジアムで、キック・オフされた。それに先だって、関東学生オールスター・アルテミット東西対抗戦と、昨年度世界フリスビーディスク選手権大会(W.F.C.)総合優勝のスコット・ジマーマン、ジュディー・フォロウィツ両人によるデモンストレーションが行れた。

約4万人を収容した横浜スタジアムは、”Japan Bowl”の始まる興奮と共に、同じアメリカン・スポーツ、フリスビーに多くの興味を示した。

午前10時20分 スロー・オフされた。初めは両軍共に緊張したせいかパスミスが多かったが、次第に力を発揮し、白熱戦を展開してくれた。

東軍は、全日本を制した獨協大学を中心とし、エンドゾーンになだれ込む、対する西軍は東京経済大学を中心として、ガッツあるプレーで応酬した。

前半は1点差、後半戦も1点差を追う西軍が、一時同点とするほど熱戦がつづいたが結果は9-7で東軍が勝った。

これからも、オールスター戦を行いたいものだ。

 

 

WORLD CHAMPIONS IN JAPAN

世界フリスビー®︎ディスク選手権総合チャンピオン来日!!

昨年度W.F.C.総合チャンピオン、スコット・ジマーマンとジュディー・フォロウィツの二人が1月12日来日した。

二人は1月17日の”Japan Bowl”のデモンストレーションを初めとして、名古屋、大阪での指導講習会、TV、新聞などマスコミ取材等1月21日までの間、各方面でフリスビーディスクの楽しさを披露してくれた。

スコットは、フリスビーディスクのプロプレイヤーとして活躍中で、さすがにすばらしい技術を持っていた。Japan Bowlでは100ヤード以上の距離からアメリカンフットボールのゴールポストに入れる妙技は、観客の目を釘付けにした。

又、ジュディーは、雑誌から抜け出たような容姿に、本物のニュートラを見せてくれた。もちろんプレーは言うに及ばない。小柄な体、全体を用いて投げ込む姿は、努力のチャンピオンだ。

彼らの練習時間は1日4〜10時間、ニューヨークっ子のジュディーは、「冬場は1〜2時間しか練習出来ない、それが一番の悩み!」とか、もちろんニューヨークは、日本の北海道や東北と変らない、いやそれ以上かもしれない。日本は、あんがい幸せかもしれない。

今度のW.F.C.では、日本人プレイヤーといっしょにプレー出来るのを楽しみにしているそうだし、今以上の練習に励めば、君もW.F.C.プレーヤーになれるかも。

 

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