【Back Number vol.5(1981年12月7日発行)】
※本記事は、日本フリスビーディスク協会(JFA=日本フライングディスク協会の前身)が1981年12月7日に発行した「FRISBEE DISC TIMES vol.5」(本サイトの前身である協会発行紙)から一部の記事を引用したものです。紙面のスキャンデータ(記事全文)はこちらからご覧いただけます。(データの品質の都合上、一部文章や写真が途切れている場合があることをご了承くださいませ。)
★W・F・Cに参加して
フリスビー®︎ギャルも大満足。
FC WAFT
木谷 真知子
何といっても私にとっての初めてのWFC精一杯たくさんのことを見てきたつもりです。英会話は得意ではなく、初めのうちは少しとまどったけれども、すぐに外人選手とコミュニケート出来るようになりました。DDCの試合の時も、ディスタンス、SCF、フリースタイル、ゴルフ、全ての種目において、自分の勝敗に関係なく暖かい声援を送っていることが、印象的でした。毎朝レビューが配られるのですが、それで私がSFCで決勝に残っていることを知った人達が「おめでとう」「よかったね」「すごい」などと声をかけてくれたことが、すごく嬉しかったことです。決勝ではつまらない結果に終わってしまったけれど、気持ちよくプレイしてこられたのは、周囲の人達の暖かい声援のおかげだと思います。
ゴルフについては、フリスビーゴルフのコースが確保されていて、とてもうらやましく思いました。私達は、公園でゴルフをしている時には、公園管理の人に見つからないようにこっそりとプレイしなければなりません。日本にもフリスビーゴルフのコースが、出来て、また、本物のフリスビーゴールを使って練習できる日が早く来るように熱望します。
ディスタンスは、女子の優勝記録が86m、まだまだ日本人のレベルの低さを痛感しました。でも大して体つきの違わない人が、80mを超える記録をだしているのを見て、私達にも可能性はあると確信しました。
SCFは、日本人が他の国の選手と対等に競えるチャンスが一番大きい種目です。そして女子も10秒の壁を超える努力していきたいと思います。
フリースタイルは、やっぱり花形です。フリースタイルが上手な人を、やはり尊敬してしまいます。あのリズミカルな動き、音楽とひとつになった演技。もう、フリースタイルはダンスの世界です。フリスビーを、あやつっている、という感じさえしました。フリースタイルがうまくなりたい!!
アメリカにいる間中、フリスビーのことばかり考え、フリスビーの試合に専念してきました。協賛してくださった会社に心から感謝しています。
いつの日か、日本がアメリカを抜く日が来るのを夢見て、これからも練習を重ねていこうと思います。来年もWFCに参加できるように頑張りたいと強く感じました。