【Back Number vol.4(1981年9月7日発行)】

※本記事は、日本フリスビーディスク協会(JFA=日本フライングディスク協会の前身)が1981年9月7日に発行した「FRISBEE DISC TIMES vol.4」(本サイトの前身である協会発行紙)から一部の記事を引用したものです。紙面のスキャンデータ(記事全文)はこちらからご覧いただけます。(データの品質の都合上、一部文章や写真が途切れている場合があることをご了承くださいませ。)

チーム紹介 南山大学フリスビーカンパニーTeam ふらっぷ

“南山大学”
4月の前半、この大学にフリスビークラブが新しく結成されました。協会本部に必死でしがみついたような形でスタートしました。指導者が1人もいない状態で、最初のうちは、チーム全体がまとまらず、そのまま消えて、なくなってしまいそうでした。しかし、協会の竹内・杉山さん、この2名に助けられ、指導講習会を行なってもらい、しだいにまとまる様子を見せました。又、練習場が無いのが我チームの欠点なのです。グランドは他のクラブが使い、芝生の中庭でやれば、学生課の人におこられるのです。でも、それにも負けず、協会の近くの公園で練習がスタートしました。ところが、ところが、人数が足りないんです。女子3名・男子1名のごく少数。

こんな悪状況のもとでも、ひたすら練習をし、愛知学院の人達に教えてもらったりして、5月の西日本大会へ女子3名が行きました。そのことにより、フリスビーがおもしろくなったのか、練習に意欲を燃やし出しました。そのうち男子も増えて、軌道に乗ってきて、ディスタンス、M・T・A、D・D・C、フリースタイル、それにガッツと、様々な種目に挑戦し、果しない上達を夢見ているのです。

日夜練習に励み、協会の人に勧められ、ヘタクソを承知で6月21日、中部地区予選に出場したのです。<女子は前に西日本に出場していたけど、男子は、この大会が初めてだったのです。>極度の緊張感、圧迫感で、笑ってるつもりでも、顔がひきつっていたようでした。予想どうり、男子はD・D・Cで全て一回戦負け、でも女子1チームが1回戦を勝ち抜けました。フリースタイルに於は11チーム中5位という、本当に夢のような結果でした。そして最後、雨が降り出した中でのディスタンスでは50m程度しか飛ばず、力の差を真剣に見せつけられました。しかし、ここでも女子1名が決勝に残り、第2位という素晴らしい結果をおさめました。

現在ではチームもしっかりまとまり、人数も5名程になり、力強い連帯感のもと全日本を目指して頑張ってます。(不思議なことに我南山F・Cから全日本に6名行けるのです。…どうせ結果は目に見えてるけど…)それに、大学のテスト期間が7月2日から14日まであるので、練習ができず、他チームのやる合同合宿にも行けず、フリスビーを横目に見つつ机に向わなければなりません。でも、結成して間もないのに全日本に行けるだけでも結構満足しているのです。

フリスビーをやるにいたって、ここ名古屋は非常にめぐまれた環境なのです。(ちなみに今、これを書いている人は東京から名古屋へ来て、名古屋に文句を言ってる人です。)協会本部もあり、それにコスモス・FROM・愛知学院大学と、素晴らしいチームもあるのです。ここ名古屋で南山F・Cは1年後・2年後に向け、全種目に頑張ってます。

 

関連記事一覧