【Back Number vol.10(1983年4月9日発行)】

※本記事は、日本フリスビーディスク協会(JFA=日本フライングディスク協会の前身)が1983年4月9日に発行した「FRISBEE DISC TIMES No.10」(本サイトの前身である協会発行紙)から一部の記事を引用したものです。紙面のスキャンデータ(記事全文)はこちらからご覧いただけます。(データの品質の都合上、一部文章や写真が途切れている場合があることをご了承くださいませ。)

 

審判・規則・資格認定委員会だより
<1983年度ルール委員会報告>

1983年度ルール制定のため、去る2月19日(土)〜20日(日)の2日間、ツクダ・ビル会議室(東京都台東区)および富坂セミナー・ハウス(東京都文京区)において全国各地区から2名ずつ選出(支部のない地区は本部事務局が任命)されたルール委員と競技委員、審判・規則・資格認定委員およびオブザーバーの計36名が集まり、ルール委員会が開催されました。

最初に、高橋広行審判・規則・資格認定委員長から会議の趣旨説明があり、「今までのIFAルール盲従型セルフ・ジャッジ・ルールはやめ、日本の現状にあった審判主導型ルールを制定する」という本年度の基本姿勢を確認した後、議事に移りました。なお、各地区の意見を平等に取扱うために、議決権は各地区2名のルール委員に限ることとしました。

個人競技(DDC・フリースタイルを含む)ルールの部の議長として大島 寛氏(関東支部、審判・規則・資格認定委員)、ガッツ・ルールの部の議長として竹内博行氏(中部支部、競技委員)、アルテミット・ルールの部の議長として阿部哲也氏(関東支部、競技委員会主任)をまず選任し、昨年度ルールを基本的資料としながら一条一項ずつ綿密な検討が加えられました。1日目の会議は、朝10時から翌朝5時まで延々17時間続けられ、真剣な議論が行われました。2日目は、朝9時半から3時間、主にフリースタイルの公正かつ信頼性の高い審判方法(審査員の採点の公開など)について議論が交わされた後、議決が行われ、2日間に渡る会議は実りある成果を残して終了しました。

会議の結果は、「1983年度ルール・ブック」として今月中に発行されます。入手したい方は、本部事務局へお申込み下さい。

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