フライングディスクの「ここが好き!」 vol.36 平岡義光

オンラインインタビューを利用した、バトン形式の連載企画。

第36回はこの方の、フライングディスクの「ここが好き!」をうかがいました。

(企画:仙田、淺井 / インタビュー:仙田 / 執筆:淺井 / 編集:仙田)

あなたのお名前と、フライングディスク歴を教えてください。

平岡義光です。フライングディスク歴は、1994年に始めたので27年になります。

 

 

フライングディスクとは、いつ、どこで出会いましたか?

小中高と色々なスポーツをしてきたのですが、大会で勝つという経験をあまりしたことがなくて、近畿大学に入学してからは勝てるスポーツをしてみたいなと思っていました。ただ大学の体育会系の部活動は推薦でしか入れないものが中心だったので、ニュースポーツを探していて、楽しそうだなと思ったのがフライングディスク部でした。入部当初は、フォアハンドやアップサイドを見てこんな投げ方があるんだと驚いたのですが、やってみると意外と上手くできて、楽しいなと思ったのを覚えています。初めはフリスビーを投げるだけの遊びのような感覚だったのですが、私が入学する一年前に近畿大学が学生選手権で優勝していて、入学後すぐの学生選手権予選で先輩たちが負けてしまって泣いているのを見て、こんなにアツくなれるスポーツなんだなと感じたのも思い出です。それからこの競技に対する見方が変わって、のめりこむようになりましたね。

 

 

今のフライングディスクとの関わり方を教えてください。

プレイヤーとしては、主にマスター部門で活動しています。2020年の世界マスターズアルティメット 選手権大会では、世代はグランドマスターなのですがマスター部門でチャレンジさせてもらって、プレイヤーとしてもまだ粘りたいなという気持ちで楽しみながら活動しています。ただ大会がコロナの影響で中止になってしまったので、今はあてもなくゲームがあれば参加するという感じです。主に大阪キングスや大阪納豆というチームでプレーしています。

指導者としては、大学のチームでコーチとして指導させてもらっているのと、大学でアルティメットの授業を担当しています。また、地区選抜のコーチ・監督を任せていただいた年もありました。それから、大阪府フライングディスク協会の常任理事、アルティメット委員長として協会運営に携わらせて頂いています。仕事としてトレーナーをしているので、大会では救護や選手のケアを担当しています。

 

 

フライングディスクの「ここが好き!」。

セルフジャッジというのが大きな魅力で、審判がいない中で相手を尊重して自分を律しながらプレーをする、というのは本当にすごいスポーツだと思います。トレーナーとして様々なスポーツ選手と関わっていますが、このような競技は他にないと思います。また、ミックスでプレーしていて思うのは、同じフィールド内で男女がプレーするということもなかなか珍しいと思います。私自身、身体能力が低いのですが、そんな自分でもポジションによってはこの競技を楽しむことができますし、この年齢になっても楽しめるというところも大きな魅力です。私が大阪納豆というミックスのチームで初めて世界大会に行かせてもらった時に、海外のチームの方がコートサイドで子どもを抱っこしながらプレーしているのを見て、歳をとっても家族で楽しめるようなこんなに良い競技は他にないなと思った記憶があります。フェアプレーの精神や、長年競技を続けながら家族と楽しめるというところがいいなと思います。

 

 

次にバトンを繋ぐ方は、どんな方ですか?

2014年の地区選抜での関わりが最初で、所属していた大阪スピリッツの後輩にあたる人です。今関西で小学生を集めて将来のプレイヤーを育てるという活動をしていて、彼らの活動のおかげで大阪府では大会の中に子ども向けの部門を作っています。大人も混じりながら子どもたちにアルティメットを楽しんでもらって、普及していこうという活動をしてくれている人です。

 

 

子どもと一緒に楽しめるというのは大きな魅力ですね。

次回のお話も楽しみです!

 

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