フライングディスクの「ここが好き!」 vol.31 三井健太郎
オンラインインタビューを利用した、バトン形式の連載企画。
第31回はこの方の、フライングディスクの「ここが好き!」をうかがいました。
(企画:仙田、淺井 / インタビュー:仙田 / 執筆:淺井 / 編集:仙田)
あなたのお名前と、フライングディスク歴を教えてください。
三井健太郎です。ディスク歴は、3年くらいです。
フライングディスクとは、いつ、どこで出会いましたか?
日本代表チームのコーチをやっていた奥さんとの出会いが、フライングディスクとの出会いです。奥さんとはディスクとは全く関係のない仕事の関係で出会ったのですが、話をきいたり動画を見たりして不思議な競技だなと思って興味を持ちました。私は幼稚園から中学まで本格的に野球をやっていて甲子園も目指していたのですが、怪我をしてしまってからはスポーツの第一線から距離を置いていました。そんな中、今の奥さん経由でアルティメットを知り、興味が高まっていく中で、2016年に奥さんと一緒にビーチアルティメットの大会に出たのがこの競技での初めての大会でした。
それから同じ年に北海道の大会やガイアアルティメットカップなど色んな大会に参加するようになり、今では海外の大会に出るくらいまでハマってしまったんですが、最初のビーチアルティメットの大会がとにかく楽しかったのがとても大きかったです。この時のチームは、日本代表経験もある経験者の方が数名いて、それ以外はほとんどみんな初心者というチームでした。当時は自分も初心者で、まだスローも投げられないし、ルールもよく分かっていなくて。そんな状態でも、自分がとにかくゴールに向かって走れば、経験者の方がそれをよく見ていてくれて、自分に何度も投げてくれました。それでいくつかゴールを決めることもできて、すごく楽しめたのが印象に残っています。トッププレーヤーとは違う形かもしれないけれど、初心者でもこの競技は楽しめるんだなと思わせてもらった経験でした。
今のフライングディスクとの関わり方を教えてください。
以前はIKUというミックスチームに所属させてもらっていましたが、今はクラブチームには所属していなくて、ピックアップの地方大会、ドリームカップ、ガイアアルティメットカップなどに出たり、毎年恒例になっている台湾の大会に参加したりしています。神奈川県大和市での講習会などに参加することもありますが、自分が教えるというよりは、子どもたちと触れ合ったり、メインで講師を務める奥さんや友人のお手伝いをしている感じです。大会に向けて目標を設定するというよりも、このスポーツを楽しく愛好しているという立場かなと思います。
フライングディスクの「ここが好き!」。
初心者でも、多少の運動経験や知識があれば経験者と一緒に楽しめる、というところです。クラブジュニアの社長のように還暦を超えたプレーヤーがいたり、ディスクプレーヤー2世の小さい子どもがいたり、ミックスであれば男女混合で試合ができたり、色んな人が年齢や性別関係なく一緒にプレーできるって、結構特殊な競技だと思うんです。テニスや卓球などネットを挟んだ競技ならあり得そうですが、フィールド競技で男女混合ってかなり斬新だと思います。レベル、年齢、性別といったあらゆる違いを超えて一緒にプレーできるというのは、この競技の大きな魅力だと思います。私は34歳になってからこの競技を始めましたが、今では海外の大会に行って色んな国の人たちと試合をしています。競技を始めるきっかけは色々ありますが、人それぞれの楽しみ方がたくさんあるスポーツだなと思います。
次にバトンを繋ぐ方は、どんな方ですか?
IKUで一緒にプレーさせてもらったことがきっかけで出会った方です。歳も近いので仲良くなって、彼に台湾の大会に誘ってもらってから、去年まで3年連続で一緒に大会に出ています。今年は中止にはなってしまいましたが、台湾の大会に一緒に出る時には、彼が監督であり演出家のような感じで、私はスタッフというような関係ですかね。
自分が初心者の頃に経験者の方がフォローしてくれた経験は、心に残りますよね!
社会人になってから競技を始められたからこそ見える、フライングディスクの魅力をきくことができたと思います。
では、次回もお楽しみに!
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Flying Disc Times ライター
国際基督教大学WINDS所属|WJUC2018 ウィメン部門スピリットキャプテン|#33
自分なりの「フライングディスクとの関わり方」を模索中です。アルティメットについて夜通し語れるくらいこの競技が好きです!よろしくお願いします。