フライングディスクの「ここが好き!」 vol.28 上村哲也

オンラインインタビューを利用した、バトン形式の連載企画。

第28回はこの方の、フライングディスクの「ここが好き!」をうかがいました。

(企画:仙田、淺井 / インタビュー:仙田 / 執筆:淺井 / 編集:仙田)

あなたのお名前と、フライングディスク歴を教えてください。

上村哲也です。フライングディスク歴は、17年だと思います。

 

 

フライングディスクとは、いつ、どこで出会いましたか?

予備校生時代に大阪体育大学BOUSHERS出身の先生がいて、その先生が休み時間にスロー練習とかをしながらアルティメットを教えてくれたのが最初の出会いです。その予備校が体育大学専門の予備校だったので、友達も一緒に上競りの練習をやったりして、結構本格的にやっていました。当時はまさか自分が選手になるとは思っていなかったのですが、大学に入って勧誘を受けて、見学に行ったら楽しそうだったので入ることにしました。よくある「日本代表になれるかも」という誘い文句にも釣られましたね。

当時自分の大学のチームは弱くて、全日本選手権や大学選手権も本戦まではあまり行ったことがなかったんです。それで、「自分は上手なのにチームに恵まれていない」、「自分はもっとやれる」みたいな思いがあって、大学2,3年生の時にバズの練習とか合宿に参加して、上手な人たちに褒めてもらえて、「もっとここでやりたい」と思ってバズに入りました。実際は下手だったのでチームでも全然目立てず苦労した時期もありましたが、そういう劣等感を感じながら何くそって感じで頑張ってきましたね。

 

 

今のフライングディスクとの関わり方を教えてください。

私は仕事で特別支援学校の先生をやっていて、その中でも私は知的障害や自閉症スペクトラムという障害を持った子どもたちと接する機会が多いのですが、実はそういった障害をもった方たちの中でフライングディスクってメジャーなスポーツなんです。体育の授業でもやるし、全国障害者フライングディスク大会という大会もあります。私は、誰でも楽しめるというところがフライングディスクの良いところだと思っていて、障害がある人もない人も、子供も大人も楽しめるという、この楽しさをどうやって伝えていけるかなというところをテーマに置きながらこのスポーツと関わっています。仕事柄もそうだし、自分が日本代表やトップ選手だったという面でも、フライングディスクの楽しさを伝えていくというところに重きを置いて、今後は活動していきたいと思っています。

選手としては、現在文化シヤッターBuzz Bulletsに所属しているのですが、世界アルティメットクラブチーム選手権を一つの節目だと思っているので、状況がどうなるかは分かりませんがそこに向けて頑張っています。チームの中でもだいぶ年上になってきたので、自分がチームを抜けることになった時に後輩たちに何か残してあげたいという思いもあります。教師としては、日々の授業で子どもたちと接しながら、フライングディスクやスポーツの楽しさを伝えていけるよう努力しています。

 

 

フライングディスクの「ここが好き!」。

誰でも楽しめるというところがやっぱり良いところで、ディスクが綺麗に飛んで行った時とか、得点をとった時の皆の喜ぶ顔が見れるというのが好きなところです。

 

 

次にバトンを繋ぐ方は、どんな方ですか?

日本体育大学BARBARIANSのひとつ歳下の後輩で、今は私のパーソナルトレーナーとしてお世話になっている、すごく仲の良い後輩です。

 

 

先生としての優しい思いも伝わってくるインタビューでした。

この競技の魅力がたくさんの方に伝わると嬉しいです。

さて、次回もお楽しみに!

 

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