フライングディスクの「ここが好き!」 vol.27 高橋泰生

オンラインインタビューを利用した、バトン形式の連載企画。

第27回はこの方の、フライングディスクの「ここが好き!」をうかがいました。

(企画:仙田、淺井 / インタビュー:仙田 / 執筆:淺井 / 編集:仙田)

あなたのお名前と、フライングディスク歴を教えてください。

高橋泰生です。フライングディスク歴は、韋駄天さん、世界のレフティーさんと同期で、20年です。

 

 

フライングディスクとは、いつ、どこで出会いましたか?

中学高校時代はサッカーをやっていて大学に入っても続ける予定だったのですが、レベルの差を感じて他のスポーツを探していた時に出会いました。せっかく体育大学に入ったので何かスポーツをやりたくて、最終的にアルティメットとラクロスで迷っていたのですが、アルティメットは日本代表になれるということで、その誘い文句で即決でしたね。競技の内容は全く分からなかったのですが、日本代表になってみたいという思いで決めました。

 

 

今のフライングディスクとの関わり方を教えてください。

大学を卒業してからBOMBERSというチームに1年間所属していて、その後はずっと文化シヤッターBuzz Bulletsでプレーしています。Buzz Bulletsは、私がチームに入る前、2006年にオーストラリアでの世界アルティメットクラブ選手権大会で優勝しているのですが、それからは一度も決勝戦までも進めていないというのが現状です。今はクラブ選手権で世界一になるということを目標に、コロナ禍でできることをやっていこうと思っています。競技者としての関わり方を最優先に、チームの若手選手のレベルアップや、現在はなかなかできていませんが会社のCSR活動としてのフライングディスク普及活動も行っています。

 

 

フライングディスクの「ここが好き!」。

自分で考えてプレーできるというところが一番好きです。監督やコーチというポジションはあっても正式な指導者はいないので、強い相手に勝つための練習方法やメンバー構成などを考えれば考えるほど答えが無数にあって、正解がないというところが好きです。もちろん失敗する時もありますが、上手くいった時はやっぱり嬉しくて、このスポーツが好きだなと思います。

前回の記事で松野さんに「アルティメットのことをよく考えている人だ」と言っていただきましたが、私としては考えているという自覚はあまりないです。元々身体能力が高いプレーヤーではないので、試合に出るために、どうしたらチームメイトに勝てるのかを色々と考えていたのだと思います。また、大学4年生の時、ドリームカップの決勝でバズと戦い、大差で負けた後、全日本選手権決勝でバズと戦うことを目標に、その時はバズに勝ちたい一心で作戦を練ったり、バズに入ってからも、海外で強い相手とたくさん試合をしていくうちに、どうしたら勝てるのかをさらに考えるようになりました。案外負けず嫌いなので、そういったところで自然と身についたのだと思います。

海外でも日本でも、自分よりも足が速かったり背が高いプレーヤーと戦うことはありますが、そういう時には同じ土俵で戦わず、他の戦い方を考えるようにしています。アルティメットはチームスポーツなのでチームメイトにフォローしてもらうことが可能です。私自身できることが限られているので、フィジカルで勝てない相手に対しては考えて勝てるように意識しています。例えば、背の高い人に競り勝つことはできないので、OFでもDFでも先に飛ばせて下で取れるようにポジショニングを取ったり、わざと先に飛んで相手を飛ばせ、味方にキャッチもしくはカットしてもらったりと、タイミングやポジショニングで勝てる方法を考えています。こんなことを考えながら20年プレーしています。とはいえ、身体能力があるプレーヤーには華があって憧れますね。韋駄天さん、レフティーさんにはかなり嫉妬してましたよ(笑)

 

 

次にバトンを繋ぐ方は、どんな方ですか?

バズのチームメイトで、20代前半で試合に出られなかった頃の苦労や楽しい思い出も含め、苦楽を共にしてきた人です。後輩ですが友達みたいな感じですね。プレー面では、バズの中でずっとOFセットで出ていてすごいバックシュートも投げるし、チームを陰で支えているプレーヤーだなと思います。

 

 

日本のトップチームのメンバーという、とても豪華なゲストが続いております。

次回も貴重なお話をきけるのが楽しみです!

 

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