フライングディスクの「ここが好き!」 vol.24 古森貴陽
オンラインインタビューを利用した、バトン形式の連載企画。
第24回はこの方の、フライングディスクの「ここが好き!」をうかがいました。
(企画:仙田、淺井 / インタビュー:仙田 / 執筆:淺井 / 編集:仙田)
あなたのお名前と、フライングディスク歴を教えてください。
古森貴陽です。フライングディスク歴は、今年で14年目になります。
フライングディスクとは、いつ、どこで出会いましたか?
フライングディスクとの出会いは、日本大学の新歓活動の中で、同じ学部の先輩に声をかけられたことがきっかけです。新歓の一環で駒沢で開催された東日本アルティメットフレッシュマンズカップの決勝を見に行き、初めてアルティメットというスポーツを見て、「かっこいいスポーツだな」と思ったのでやってみることにしました。
今のフライングディスクとの関わり方を教えてください。
今はNomadic Tribeで選手として活動しています。ノマでの目標としては、全日本選手権で優勝することと、前回のクラブ選手権の順位が6位だったので、アメリカのチームに勝ってベスト4に入ることを目指しています。あとは、大会が延期になってしまったのですが、延期になるまではWUGCメン部門の日本代表候補として活動していましたので、もし来年大会が開催されるということになれば、それに向けて日本代表として世界で戦えるように準備をしていきたいと思っております。今はコロナの影響でノマでも地域別の練習しかできていない状況なので、通常通りできるようになった時のために日々トレーニングをしています。最近では、SNSを使って自分の経験や近況を発信するという活動も始めていて、コロナ禍でモチベーションを維持することが難しい現状を少しでも改善する助けになればと思っています。私も誰かのSNSを見て元気ややる気をもらうことが多いので、そんな存在になれたらと思います。
フライングディスクの「ここが好き!」。
ノマの先輩に和田貢一さんという方がいるのですが、彼がよく「オフェンスをデザインしろ」という話をされるんです。「7人のメンバーを見て、どうやって点を取るのかデザインしろ」とよく指導していただいて、実際に味方の得意どころを活かしてデザインしたプレーで点が決まった時というのがとても気持ち良いし嬉しくて、アルティメットをしていて楽しいと思う瞬間です。自分たちでプレーを作ったり、得意な形を活かして点を取るというところは、他のスポーツにはないアルティメットの魅力だと思います。
もちろん、自分のアルティメット人生の中で、アルティメットの好きなところというのは変わってきています。大学時代はスローがあまり投げられなかったこともあり、「走って取れば良い」と思っていました。しかし、代表で色々な選手とプレーする中で「考えてプレーする」ということの重要性を学び、そういった経験からアルティメットの新しい魅力にどんどん気付いていきました。
次にバトンを繋ぐ方は、どんな方ですか?
おそらく男性では日本で唯一の偉業だと思うのですが、WUGCで3大会連続メダルを取っている方です。自分も2012年の堺と2016年のロンドンで開催されたWUGCで一緒にプレーさせていただいて、足の速さやダイブキャッチに圧倒されました。同じポジションとして尊敬する選手であると同時に、プライベートでも仲良くしていただいているお兄ちゃん的存在の方で、公私共に尊敬しています。
大会が開催できるか分からない状況の中で、トップチームの選手たちが発信してくださるSNSはモチベーションになりますね。
この記事も、フライングディスクファンの皆さんの心の支えになればと思います。
次回もお楽しみに!
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Flying Disc Times ライター
国際基督教大学WINDS所属|WJUC2018 ウィメン部門スピリットキャプテン|#33
自分なりの「フライングディスクとの関わり方」を模索中です。アルティメットについて夜通し語れるくらいこの競技が好きです!よろしくお願いします。