フライングディスクの「ここが好き!」 vol.22 工藤みゆき
オンラインインタビューを利用した、バトン形式の連載企画。
第22回はこの方の、フライングディスクの「ここが好き!」をうかがいました。
(企画:仙田、淺井 / インタビュー:仙田 / 執筆:淺井 / 編集:仙田)
あなたのお名前と、フライングディスク歴を教えてください。
工藤みゆきです。アルティメット歴は、16年です。
フライングディスクとは、いつ、どこで出会いましたか?
私は女子大に入学したのですが、その大学の部活でアルティメット部というのがあって、そこで出会いました。新しいスポーツにチャレンジしてみたいという思いがあって、最初ラクロス部かアルティメット部かで悩んでいた時に、アルティメット部の広告に練習が週に一回だけと書いてあったので、「週一くらいだったらバイトと両立しながら運動もできるしいいな」と思って、アルティメットを始めました。私が入部した当時は、女子大ということもあってか、練習は週一でしかやっていなくて、ほんわかディスクを投げる程度でした。私が1年生の時には3年生の方しかいなくて、3年生が抜けてすぐに自分がキャプテンの代になったのですが、その頃には自分はアルティメットにハマっていたので、キャプテンの代になってからは練習を週3〜4に増やしていきました。
今のフライングディスクとの関わり方を教えてください。
今は妊娠中なのでアルティメットは産休をいただいているのですが、コロナが流行する前のギリギリまではHakata Hackersという福岡の社会人チームに所属させてもらって、キャプテンをしていました。産休をいただくかも知れないということで、最初からキャプテンを2人体制で取り組ませていただいていたので、今はもう1人のキャプテンの子に任せっきりの状態になっていて、業務連絡をするくらいです。1人目の子どもの時も出産1ヶ月後に復帰させてもらったのですが、今回も出産後1ヶ月くらいで復帰したいと思っていて、コロナ禍なので大会とかがどうなるかは分からないのですが、地方大会とかから徐々にまた参加していけたらなと思っています。
フライングディスクの「ここが好き!」。
私はアルティメットがくれた人との出会いにすごく感謝しています。自分が1年生の頃の大学の先輩方はほんわかプレーしている感じの方が多かったのですが、その頃、自分が今所属している社会人チームのHakata Hackersの方々が丁寧に教えてくださったり、1年生の自分にも全日とかの大会に一緒に出てみないかと誘ってくださったりしていました。そういった社会人の方との関わりのおかげでコミュニティも本当にたくさん広がったし、大学生の間に社会人の方と関われたことで、社会に出てから必要になるマナーなども身につけることができたと感じています。そして何より、福岡にとどまっていたはずの自分のアルティメットコミュニティがいつの間にか九州全体にも広がって、全国大会に行けば全国にも知り合いができるというような、人との出会いがたくさんあるというところがアルティメットの魅力だなとすごく感じます。
人との出会いという面は、私がこれまでアルティメットを続けてきた中で感じた魅力なのですが、大学1年生の頃にアルティメットにハマったきっかけは、スタート地点が皆一緒だったというところです。私は高校の時バドミントン部に入っていたのですが、中学校の頃からプレーしていた人の方がレベルが高くて、刃が立たない部分もありました。その点、アルティメットは「大学からのスポーツ」とも言われていて、皆スタートが一緒なら、全国の大会に行けたり、その先も、自分の努力次第で行けるんじゃないかなと思いました。
以前は、九州から選考にチャレンジしても、悔しい思いをすることが多く、レベルの差を感じることが多かったです。最近は、九州の選手がA代表に選ばれたりしているのを見ると、九州全体のレベルが上がってきているなと嬉しく思います。アルティメットはまだまだ関東や関西が主流というイメージもありますが、九州から日本を代表するプレーヤーになることもできるんだということを下の世代に伝えたいです。私自身、学生の頃からずっと九州でプレーしているのですが、マスター部門の日本代表に選んでいただいた経験もあり、そういった自分の背中を後輩たちに見せられればと思います。
次にバトンを繋ぐ方は、どんな方ですか?
第一線で活躍しているプレーヤーです。自分が社会人の時に学生として頑張っていた子で、大学に入学してしばらくしてからアルティメットを始めたので周りの同級生たちよりも遅いスタートだったのですが、持ち前の身体能力や高身長を活かしてメキメキと成長していく姿を見させてもらいました。今東京でも活躍されているのですが、九州に戻ってきてくれた時には学生さんや自分たちに対しても的確なアドバイスをくれ、九州の下の世代も育てようとしてくれているところに魅力を感じて、ご紹介したいと思いました。
九州の選手が続いていますが、アルティメットで繋がったコミュニティの団結力を感じさせられます。
次回はどんなアツい思いがきけるのか、楽しみです!
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Flying Disc Times ライター
国際基督教大学WINDS所属|WJUC2018 ウィメン部門スピリットキャプテン|#33
自分なりの「フライングディスクとの関わり方」を模索中です。アルティメットについて夜通し語れるくらいこの競技が好きです!よろしくお願いします。