フライングディスクの「ここが好き!」 vol.19 西浦正明
オンラインインタビューを利用した、バトン形式の連載企画。
第19回はこの方の、フライングディスクの「ここが好き!」をうかがいました。
(企画:仙田、淺井 / インタビュー:仙田 / 執筆:淺井 / 編集:仙田)
あなたのお名前と、フライングディスク歴を教えてください。
西浦正明です。フライングディスク歴は、35年になります。
フライングディスクとは、いつ、どこで出会いましたか?
16歳、高校1年生の時に始めました。当時新任で来られた体育の教師の方が個人戦の全日本チャンピオンで、クラブを作りたいから名前を貸してくれと言うので名前を書いたことがきっかけで活動することになり、そこからスタートしました。その先生が、今の日本フライングディスク協会副会長である大島寛さんです。当時は何か部活を始めたいと思っていたので、1年生から個人競技を始めて、ディスタンス、MTA、ディスカソンと色々やりました。2年生になってから、「アルティメットは今だと競技人口も少ないから日本代表になって世界に行けるよ」なんていう言葉に釣られて、のめり込んでいきましたね。
今のフライングディスクとの関わり方を教えてください。
今は、これまでの35年の中で一番関わりが少ない年かなと思っています。コロナの影響もあるんですけど、昨年まで2年間オーストラリアで仕事をしていて、そこでもアルティメットは続けていましたが、帰国してからちょっと関わりが薄くなっている状況です。本当は今年の4月にオーストラリアの全豪選手権、ナショナルチャンピオンシップがあったのですが、それが中止になってしまいました。8月に延期されるかもという情報もあって、開催されれば行くつもりではあるのですが、いつ国内から渡航ができるか分からない状況なので参加の望みが薄く、今はなかなか活動ができていません。
これからの活動としては、クラスをグランドマスターにずらしてプレーするつもりです。日本ではまだその年齢でプレーしている人が少ないので、仲間を増やして楽しめたらいいなと思っています。あとは、私が単身赴任で九州に行った時に指導者を経験させてもらい、その楽しみや基礎を伝える大事さが分かったので、もし機会があればそういう関わり方もしてみたいなと思っています。
フライングディスクの「ここが好き!」。
バリバリの選手からちょっと離れてからなのですが、フライングディスクがマイナー競技であるがゆえに、どこに行ってもコミュニティが小さくて仲間が作りやすいというところが今はとても好きです。8年前に単身赴任で福岡に行った時もそうだったのですが、福岡にいれば福岡のプレーヤー全員と仲間になり、少し足を伸ばして熊本に行けば熊本のコミュニティで全員と知り合える。そして、気兼ねなく、レベル関係なく皆とプレーできるという環境があって、マイナーであるがゆえの楽しみだなと思いました。オーストラリア行った時も、たまたま暇だったので公園に散歩に行ったらプレーしているおじさんたちがいて、楽しそうだなと思って見ていたら「やるかい?」と声をかけてくれて。そこではゴールゾーンが二つあって、あえてサイドラインをなくして皆が楽しめる状況を作って、Tシャツでチームを分けて楽しみながらやっていました。そうやってレベル関係なく仲良しになれるというのは、このスポーツのいいところだなと思っています。
次にバトンを繋ぐ方は、どんな方ですか?
私が九州に行った時に地区選抜の監督をやらせてもらって、その時に1年生から育てた女の子です。アルティメットが大好きで、アルティメットのためにバイトもするし、どんな大会でもどの地区にも行ってしまうような子なのですが、アルティメットも上手で、2018年にU24のウィメン部門代表に選ばれました。九州の方で非常によく頑張っているので、次は地方の若い子に繋いでみようと思います。
少しずつ外に出られる環境が戻ってきましたが、フライングディスクの魅力をたくさんの方からうかがえるこの企画は、自粛期間が明けても続けたいと思います!
これからもたくさんのゲストにご登場いただければと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
次回もお楽しみに!
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Flying Disc Times ライター
国際基督教大学WINDS所属|WJUC2018 ウィメン部門スピリットキャプテン|#33
自分なりの「フライングディスクとの関わり方」を模索中です。アルティメットについて夜通し語れるくらいこの競技が好きです!よろしくお願いします。