協会情報
概要
一般社団法人日本フライングディスク協会(Japan Flying Disc Association:英略 JFDA)は世界フライングディスク連盟に加盟している日本におけるフライングディスク競技11種目の統括団体で(日本ディスクゴルフ協会とは協力関係にあります)、各種大会開催、世界大会への選手派遣、記録・用具の公認、指導者の認定、講習会の開催、ルールの制定等の事業を実施しており、「IOC・IPC承認の高度な競技スポーツ」として、また誰でも楽しめる「みんなのスポーツ・生涯スポーツ(Sports for All)」としても、フライングディスクの普及・振興に努力しています。現在、日本オリンピック委員会、日本スポーツ協会、日本アンチ・ ドーピング機構、日本ワールドゲームズ協会、日本レクリエーション協会、大学スポーツ協会、日本スポーツフェアネス推進機構に加盟しています。
本協会は、1975年に初代会長、岩本勝也によって名古屋で創設された日本フリスビー協会を1983年に東京に本部を移転し、「フリスビー」が登録商標であることから世界連盟と共に1984年に現在の名称に改称した組織です。2代目会長は東海スポーツ社長(当時)瀬尾實、3代目会長は東和通商社長星山一郎が務め、東京に移転してからは、東京大学名誉教授江橋慎四郎が4代目会長を2001年8月まで務めました。その後、筑波大学名誉教授長谷川純三が5代目会長を2009年6月まで務めた後、2023年4月まで6代目会長を師岡文男(上智大学名誉教授、世界連盟理事、アジア・オセアニア連盟会長)が務め、2023年4月29日より7代目会長として齊藤晴義が就任しています。
1989年には、IOC(国際オリンピック委員会)が後援する非オリンピック種目の世界大会「ワールドゲームズ」のエキジビジョン種目として採用。1992年にはWFDF第6回世界アルティメット&ガッツ選手権大会を宇都宮市で開催し、決勝戦の模様はNHK−BSで5時間生中継されました。2001年8月には秋田県で開催された第6回ワールドゲームズの正式種目としてアルティメット(ミックス:男女混合)とディスクゴルフ(男・女)が採用され、アルティメットが世界第3位、ディスクゴルフで吉野優作選手が男子4位、稲見直子選手が女子6位になった模様が、NHKにより全国及び世界133カ国で放送されました。2012年には20年ぶりの日本開催となるWFDF2012世界アルティメット&ガッツ選手権大会を大阪府堺市で開催し、世界5大陸23ヶ国と地域、競技者1,392名という過去最大規模の大会となりました。
2020年2月現在約5,200名が会員登録しており、インストラクター1級・2級・ディスクアドバイザー1級・2級・3級の5段階の指導者資格取得者も合計約200名に達しています。現在、47都道府県に都道府県協会が設立されており、学生のみならず、幅広い世代が会員登録をしています。
日本フライングディスク協会のあゆみ
年 | 周年 | 出来事 | 会員数 |
1975 | 1975年10月、名古屋に日本フリスビー協会設立される。事務局はフリスビー輸入元の岩本商事(名古屋市千種区)に置かれる。初代会長岩本勝也社長。米国デモ選手来日。 | 約100名 | |
1976 | ビクター・マラフロンテ率いる全米チャンピオンチーム来日、普及活動を行う。第1回全日本フリスビー選手権大会開催(名古屋市)。 | ||
1977 | 事務局、東海スポーツ(名古屋市中区)に移転。第2代会長瀬尾実東海スポーツ社長。世界フリスビーディスク選手権大会への日本代表選手派遣始まる。 | ||
1978 | ディスクゴルフ常設コース第1号岐阜県恵那峡ランドに誕生。日本体育学会会場でデモンストレーション行われる。 | ||
1979 | 世界フリスビーディスク選手権大会で日本代表チームが国別総合第2位(参加国14か国中)に。 | ||
1980 | 5 | 日本フリスビー協会は日本フリスビーディスク協会に名称を変更した。有田哲郎ディスタンス日本記録ファストバックディスク、サイドアームで152.40m | |
1981 | 事務局、東和通商(名古屋市中区)に移転。第3代会長星山一朗東和通商社長。 | ||
1982 | 世界選手権派遣選手選考会開催(~1983)。全国健康福祉祭(ねんりんピック)愛知大会でディスクゴルフが公式競技に。 | ||
1983 | 事務局、ツクダ(東京都台東区)に移転。第4代会長江橋慎四郎東大名誉教授。第6回夏季スペシャルオリンピックス(米国ルイジアナ州バトンルージュ)で日本チーム優勝。 | 約800名 | |
1984 | 名称を「日本フライングディスク協会」に改名。世界アルティメット&ガッツ選手権大会へ代表チームを初めて正式派遣。「ジャパンオープン」として全日本選手権全種目を同時開催(~86年) | ||
1985 | 10 | 世界フライングディスク連盟(WFDF)に加盟。国営公園内常設ディスクゴルフコース第1号昭和記念公園に。NHK教育TV「お達者クラブ」でディスクゴルフ取り上げられる(30分番組)。 | |
1986 | 日本ディスクゴルフ協会設立。大島寛U.Sオープン、ディスタンス世界チャンピオンに。(株)ヒーロー工房、賞金付ディスクゴルフ大会開催(第1回LARKジャパンカップ/国営昭和記念公園) | ||
1987 | 大島寛U.Sオープンディスタンス2連覇、TRC、世界チャンピオン。U.Sオープン個人総合準優勝。 | ||
1988 | 大島寛世界選手権ディスタンス日本記録171.34m世界チャンピオン。TRC92.64mファストバックディスクで世界記録(ギネスブック掲載)。大内勝利ディスタンスジュニア世界記録160.22m。 | ||
1989 | 井上マヤディスカソン世界チャンピオンに。 | ||
1990 | 15 | 小笠原位U.SオープンTRC3位、大島寛U.Sオープンディスタンス3位。日本学生フライングディスク連盟発足。全日本学生アルティメット選手権大会スタート(初代王者・上智大学)。 | |
1991 | 全日本アルティメット選手権大会、NHK-BS1で初生中継全国放送。全日本個人総合選手権大会、大内勝利初優勝。 | ||
1992 | 世界アルティメット&ガッツ選手権日本初開催(宇都宮)女子アルティメット優勝。「アルティメット全日本王座決定戦」(~96年)。日米親善アルティメット(~95年)。大島寛MTA15.30秒日本記録 | ||
1993 | 柿本千枝子SCF世界チャンピオンに。 | ||
1994 | 世界アルティメット&ガッツ選手権、アルティメット・オープン5位、女子6位。 | ||
1995 | 20 | 事務局、クラブジュニア(東京都葛飾区)に移転。協会設立20周年。全日本アルティメット選手権大会、参加者1115名。全日本学生アルティメット選手権大会、参加者1106名。 | 約2,200名 |
1996 | 世界アルティメット&ガッツ選手権、アルティメット女子3位。全日本アルティメット選手権大会優勝チームに文部大臣杯授与が許可された。柿本千枝子SCF世界チャンピオンに。 | ||
1997 | 大内勝利世界個人総合ディスタンス3位。フライングディスク「RD」長野オリンピック公認オフィシャルグッズに。大内勝利、日本新記録177.50m。 | ||
1998 | 世界アルティメット&ガッツ選手権、アルティメット・オープン、女子準優勝。 | ||
1999 | アルティメット・ドリームカップ開催。世界アルティメットクラブチーム選手権、ミックス準優勝、女子3位。全日本アルティメット選手権大会、文化シャッター初優勝。 | ||
2000 | 25 | 世界アルティメット&ガッツ選手権、アルティメット・女子準優勝。 | |
2001 | 秋田ワールドゲームズでアルティメット、ディスクゴルフが正式種目に(アルティメット3位、ディスクゴルフ・オープン4位)。 | ||
2002 | 世界アルティメットクラブチーム選手権、アルティメット・マスターオープン5位。 | ||
2003 | 小松ゆかり世界新記録19投でアキュラシー世界チャンピオンに。 | ||
2004 | 日本代表チームKatonガッツで世界アルティメット&ガッツ選手権初優勝、アルティメット・オープン5位、女子6位。 | ||
2005 | 30 | 1月5日特定非営利活動法人(NPO)の認証。協会設立30周年。都道府県協会38に。第1回ドッヂビー全国大会開催(ナゴヤドーム)。全日本アルティメット選手権大会、参加者1552名。 | 約3,000名 |
2006 | 世界アルティメットクラブチーム選手権、アルティメット・オープン、女子、マスターオープン優勝。 | ||
2007 | アジア・オセアニアアルティメット選手権大会(台湾)、ミックス優勝。 | ||
2008 | 世界アルティメット&ガッツ選手権、アルティメットU-19女子優勝、女子、ミックス準優勝、オープン3位。アルティメット・ドリームカップ参加者2005名。 | ||
2009 | 高雄ワールドゲームズでアルティメット、準優勝。アジア・オセアニアアルティメット選手権大会(フィリピン)、オープン優勝。 | ||
2010 | 35 | 世界U-23アルティメット選手権、オープン、女子準優勝。全日本個人総合選手権大会、大島寛15度目の優勝。全日本学生アルティメット新人戦、参加者1061名。 | |
2011 | アジア・オセアニアアルティメット選手権大会(台湾)、オープン・ミックス優勝。 | ||
2012 | 世界アルティメット&ガッツ選手権、日本で2度目の開催(堺市)、ガッツ、アルティメット女子優勝、ミックス、オープンマスター、ウィメンマスター3位。 | ||
2013 | “世界フライングディスク連盟が2013年5月、IOC(国際オリンピック委員会)理事会において準公認団体に認定される。 “ |
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2014 | 特定非営利活動法人(NPO)を解散し、一般社団法人になる。日本オリンピック委員会加盟団体(承認団体)となる | ||
全日本個人総合選手権大会、大内勝利15度目の優勝。全日本アルティメット選手権大会、文化シャッター16年連続優勝。全日本学生アルティメット選手権大会、参加者2094名。 | |||
2015 | 40 | 協会設立40周年。世界フライングディスク連盟、2020年東京オリンピック競技大会追加提案種目としてアルティメットとビーチアルティメット申請。アルティメット・ドリームカップ参加者141チーム2221名。 | 約4,000名 |
2016 | スポーツ庁との綿密な連携を開始。スポーツ・フォー・トゥモロー・コンソーシアム会員に。JFDA主催アルティメット大会主要試合のライブ配信開始。世界アルティメット&ガッツ選手権、両種目ともメン準優勝。全日本アルティメット選手権大会、文化シャッター18年連続優勝、壱6度目の優勝。全日本学生アルティメット選手権大会、男子・びわこ成蹊スポーツ大学、初優勝。 | 約4,800名 | |
2017 | 2017.2月第1回全日本ビーチアルティメット選手権大会(石垣島)。全日本個人総合選手権大会、大内勝利17度目の優勝。全日本アルティメット選手権大会、ノマディックトライブ初優勝、HUCK4度目。アジア・オセアニアアルティメット&ガッツクラブチーム選手権大会、メン・ウィメン優勝。第10回ワールドゲームズ大会5位。世界U-24アルティメット選手権大会ミックス準優勝。 | 約4,800名 | |
2018 | 全日本アルティメット選手権大会、文化シヤッターが19度目の優勝、壱が7度目の優勝。全日本大学アルティメット選手権大会、男子・早稲田大学、初優勝。女子・日本体育大学11度目の優勝。 全日本大学新人アルティメット選手権大会が全日本U21アルティメット選手権大会と名称変更。 |
約5,000名 | |
2019 | JFDA本部事務所が、JAPAN SPORT OLYMPIC SQUARE(東京都新宿区霞ヶ丘町4番2号)に移転。6月に和歌山県白浜町にて、アジアオセアニアビーチアルティメット選手権大会を開催。 世界U-24アルティメット選手権大会ウィメン部門ミックス部門が準優勝。 アジアオセアニアアルティメット選手権大会メン部門ウィメン部門が優勝、ミックス部門が準優勝。 初開催のアジアオセアニアジュニア&マスターズアルティメット選手権大会に、ジュニアメン部門とマスターミックス部門を派遣。 |
事務局
一般社団法人 日本フライングディスク協会
〒160-0013 東京都新宿区霞ヶ丘町4番2号 JAPAN SPORT OLYMPIC SQUARE 9階 901号室
電話:03-6434-0721
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