各種全日本選手権の開催方針について(2022/9/15)

概要

新型コロナウイルス感染症対策本部(内閣官房)において「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」(令和3年 11 月 19 日(令和4年7月 15 日変更))(以下「基本的対処方針」という。)が変更され、それに先立って開催された新型コロナウイルス感染症対策分科会において、「効果的に感染拡大を防止しながら、社会経済活動を維持していくための検査の活用について」の提言が取りまとめられました。

その中では、薬事承認された抗原定性検査キットの製品が薬局等で入手可能となったことなどにより国民の検査へのアクセスが非常に向上していることや、旅行・イベント等への参加に当たっての検査は、社会経済活動のために必要かつ有益なものとして、国としても活用を推奨することが説明されており、効果的に感染拡大を防止しながら、社会経済活動を維持していく方向性が示されました。

現在流行している新型コロナウイルス変異株の感染力は高いと言われており、感染者数には波があるものの過去と比較して増加しています。また、withコロナの生活様式や感染症法上の扱い見直しの議論についても広がりをみせていますが、陽性者や濃厚接触者については外出制限等が課される制度が継続しているのが現状です。

上記の社会情勢の変化に鑑み、現時点で可能な限り参加者の安心・安全が担保される環境を提供するため、2022年10月以降に開催する各種全日本選手権において「指定期間内に検査したPCR検査・抗原検査の結果が陰性であること」を要件として追加します。追加費用や手間等のコスト負担を参加者に求めることになるという意見も考慮しましたが、現在の社会情勢においては、参加者にとって「自身が感染してしまうこと」による負担の方がより大きいと判断し、今回の変更に至りました。

また、検査の陰性結果を要件として追加することに対応して、会場内における発声に関する制限を緩和します。従来は「大声なし」として、試合前の円陣・アップ中・試合中のフィールド外等からの発声制限にご協力いただいておりましたが、会場内での人との距離(2m)を維持することにより、従来の競技に近い形で試合に臨むことができる仕組みとします。ただし、試合前の円陣・アップ中・試合中のフィールド外等で2mを維持していないチームがいた場合には、他チームの安心・安全の担保が困難になるため、以降の同会場における全試合(他チーム含む)を「大声なし」に変更して開催しますので、試合中は両チーム間にて相互確認をお願い致します。

新型コロナウイルスに関する社会情勢の変化に応じて方針変更を随時検討していきますが、フライングディスク活動継続のため、そして参加者皆様の安心・安全を相互に担保していくため、ご理解とご協力をお願い致します。

適用大会2022年10月1日以降に開催される全ての全日本選手権大会
選手・チームスタッフ 出場要件検査結果が陰性であることを追加
発声制限会場内での人との距離(2m)を維持することを条件に緩和
マスク着用制限の緩和新規追加
修正申告(参加者体調記録)継続
観客 来場要件継続
観客登録継続

参加者(選手・チームスタッフ・観客)管理について

各種全日本選手権の開催においては「参加者体調記録」の登録状況に応じて、会場への入場・大会への出場可否を判断することで、自己管理を前提とした参加者管理を実施していました。2022年10月以降の各種全日本選手権大会においては、検査キットの結果を活用した判断に対する社会的合意が得られてきたことに鑑み、以下の通り出場可否の判断を致します。安心・安全に大会に参加でき、参加者が相互に不安を感じない仕組みにしていく必要がありますので、ご理解をお願い致します。

また、出場要件を満たした場合でも、新型コロナウイルス感染症対策の要は「会場における感染防止対策」であることを十分に理解していただいた上で、ご自身及び会場にいる全関係者の安心・安全を担保するため、ひとりひとりの自律した行動へのご協力をお願い致します。

選手・チームスタッフ 出場要件
以下の要件を全て満たすこと

 1. 参加者体調記録:大会7日前からの参加者情報収集(体調等)にて、全日程分の登録があること
 2. 参加者体調記録:大会7日前からの参加者情報収集(体調等)の「体調等の確認」で「有り」に該当する項目が1つもないこと
 3. 参加者体調記録:参加者情報収集の「新型コロナウイルスに関する確認」で「有り」に該当する項目が1つもないこと
 4. 参加者体調記録:参加者情報収集の「検査結果の確認」で「陰性」の登録があること
 5. 入場管理:当日朝および試合会場での検温時に37.5℃以上でないこと

備考:
・原則として、毎日21:00までに登録をしてください(難しい場合は、翌日朝10時までに登録をしてください)。
・大会当日の入場時は「大会前日 21:00までに登録された情報」にて参加可否を判断しますので、ご留意ください。

参考:
参加者体調記録:体調等の確認
当てはまる項目が1つ以上ありますか? 「あり」の場合は、大会への出場ができません。
・発熱(37.5℃以上)
・咳・のどの痛み
・倦怠感や息苦しさ
・嗅覚や味覚異常
・体の重さや疲れやすさ

参加者体調記録:新型コロナウイルスに関する確認
大会初日時点で当てはまる項目が1つ以上ありますか? 「あり」の場合は、大会への出場ができません。以下に当てはまらない場合でも、同居家族や身近な知人に感染が疑われる方がいる場合は、参加をお控えください。
・陽性者判定をされ、療養解除をされていない。
・濃厚接触者と判断され、待機解除をされていない。
・同居家族や身近な知人が陽性者・濃厚接触者と判定・判断され、療養・待機解除をされていない。

参加者体調記録:検査結果の確認
指定期間内に検査したPCR検査・抗原検査の結果が陰性であり、かつ「陰性」の登録がある場合に限り大会へ出場することができます。(※ 2022/9/27 文章表現をわかりやすくしました)
検査結果
大会期間中に提示を求める場合がありますので、検査結果を証明する文書・画像等(以下のいずれか)は、参加者全員分をチーム管理者1名が収集・整理し、大会会場に持参してください。検査結果を求める趣旨をご理解いただいた上でご対応をお願い致します。なお、検査結果の証明について虚偽申告があった場合には、該当者・該当チームに対する処分を検討します。

パターンA(検査キット):以下の3点が1枚に収まっている画像
 1. 抗原定性検査キット(体外診断用医薬品を推奨):検体採取日から大会初日まで2日以内であり、陰性の検査結果が表示されていること(例:大会初日が土曜日の場合は、木曜日以降に検体採取)
 2. キットの商品名がわかる箱や袋等
 3. 身分証明書等
パターンB(PCR検査結果通知書):PCR検査の結果通知書等と身分証明書等の画像
 1. PCR検査の結果通知書等:検体採取日から大会初日まで3日以内であり、陰性の検査結果が記載されていること(例:大会初日が土曜日の場合は、水曜日以降に検体採取)
 2. 身分証明書等
パターンC(抗原定性検査結果通知書):抗原定性検査の結果通知書等と身分証明書等の画像
 1. 抗原定性検査の結果通知書等:検体採取日から大会初日まで2日以内であり、陰性の検査結果が記載されていること(例:大会初日が土曜日の場合は、木曜日以降に検体採取)
 2. 身分証明書等

備考:
・身分証明書等には「公的証明書:運転免許証・パスポート・在留カード・マイナンバーカード」及び「その他証明書:健康保険証・学生証」が含まれます。
・大会終了後、チーム管理者は身分証明書のデータ・文書等を適切に破棄してください。
・検査手段は、事前に余裕を持ってお調べください。

参考:
・新型コロナウイルス感染症の体外診断用医薬品(検査キット)の承認情報(厚生労働省)
・医療用抗原検査キットの取扱薬局リスト(厚生労働省)
・新型コロナウイルスの抗原検査キットは「体外診断用医薬品」を選んでください!(消費者庁)
検査結果が陽性だった場合
検査を実施した薬局等や検査キット記載の指示に従い、行政機関にご連絡ください。なお、「大会前日 21:00まで」に参加者体調記録(検査結果の確認)欄に「陽性」の登録をした場合、後日検査結果を証明する文書・画像等を提出することで、新型コロナウイルス感染症の影響によるキャンセルとして扱います。対象者には、大会終了後に返金金額・手続きのご案内を致します。
修正申告(参加者体調記録)
以下のいずれかの場合に限り「大会前日 21:00以降」の修正申告を受け付けます。書類等をご準備の上、大会当日に受付までお越しください。またこの仕組みは「登録ミス(不足・誤り)」を対象としたものですので、参加者体調記録の対象期間中に「体調等の確認」で「あり」に該当する項目があった方、「新型コロナウイルスに関する確認」で「あり」に該当する方、「検査結果」が陽性だった方は、来場しないようお願い致します。

パターンA:以下の3点が1枚に収まっている画像を提示した方
 1. 抗原定性検査キット(体外診断用医薬品を推奨):検体採取日から大会初日まで2日以内であり、陰性の検査結果が表示されていること(例:大会初日が土曜日の場合は、木曜日以降に検体採取)
 2. キットの商品名がわかる箱や袋等
 3. 身分証明書等
パターンB:PCR検査の結果通知書等を提示した方
 1.PCR検査の結果通知書等:検体採取日から大会初日まで3日以内であり、陰性の検査結果が記載されていること(例:大会初日が土曜日の場合は、水曜日以降に検体採取していること)
 2.身分証明書等
パターンC:抗原定性検査の結果通知書等を提示した方
 1.抗原定性検査の結果通知書等:検体採取日から大会初日まで2日以内であり、陰性の検査結果が記載されていること(例:大会初日が土曜日の場合は、木曜日以降に検体採取していること)
 2.身分証明書等

備考:
・身分証明書等には「公的証明書:運転免許証・パスポート・在留カード・マイナンバーカード」及び「その他証明書:健康保険証・学生証」が含まれます。
・判断のタイムラインの観点より、予め抗原検査キットをご用意いただくことをお勧め致します。
観客 来場要件
以下の要件を全て満たすこと

1. 会員向け専用サイトにて事前に観客登録されていること。
2. 入場管理:試合会場での検温時に以下に当てはまる項目がないこと。
・発熱(37.5℃以上)がある
・咳・のどの痛みがある
・倦怠感や息苦しさがある
・嗅覚や味覚異常がある
・体の重さや疲れやすさがある
・陽性者判定をされ、療養解除をされていない
・濃厚接触者と判断され、待機解除をされていない
・同居家族や身近な知人が陽性者・濃厚接触者と判定・判断され、療養・待機解除をされていない
3. 入場管理:当日受付にて「観客バンド」を受け取ること。
4. 入場管理:大会主催者が指定した場所にて観戦すること(会場内には入れないが、周辺での観戦は可能)。

備考:
・来場に際し検査結果の提示は求めないため、会場内における発声を伴った応援はお控えください。
・同居家族や身近な知人に感染が疑われる方がいる場合は、参加をお控えください。
・指定場所については各大会・地区の「会場図」をご参照ください。
観客登録
観客登録期間指定日〜該当大会初日より3日前
例:初日が土曜日の場合は水曜日まで
観客登録方法大会初日から3週間前を目安にご案内する指定ページより
適用大会2022年8月1日(月)以降に開催される全ての全日本選手権大会
適用期間当面の間

会場における感染防止対策について

マスク着用制限の緩和
・原則:熱中症対策を考慮して、屋外ではマスクを外すことを推奨します。
・試合中:近距離(2メートル以内を目安)で会話するような場合を除いて、屋外ではマスクを外すことを推奨します。
・試合外:近距離(2メートル以内を目安)で会話するような場合を除いて、屋外ではマスクを外すことを推奨します。
・狭い部屋等の屋内にいる場合は、マスクの着用をお願いします。
発声制限
試合前円陣・アップ等での発声、試合中のフィールド外からの発声制限をお願いしておりましたが、検査の陰性結果を要件として追加することに対応し、会場内での人との距離(2m)を維持することを条件として、制限緩和をします。ただし、試合前の円陣・アップ中・試合中のフィールド外等で2mを維持していないチームがいた場合には、他チームの安心・安全の担保が困難になるため、同会場における以後全試合(他チーム含む)を「大声なし」に変更して開催します。従来の競技に近い形で試合に臨むことができるよう、試合中は両チーム間にて相互確認をお願い致します。

大会終了後に陽性判定を受けた場合について

大会終了後2週間以内に新型コロナウイルス感染症を発症した場合は、直ちに協会事務局までご報告ください。報告方法については、大会終了後に参加者全員宛にてメールでお知らせします。

参考情報

イベントの開催制限(基本的対処方針に基づくイベントの開催制限、施設の使用制限等に係る留意事項等について)
(1)特定都道府県
・感染防止安全計画を策定し、都道府県による確認を受けた場合、人数上限10,000人かつ収容率の上限を100%とする。さらに、対象者全員検査を実施した場合には、人数上限を収容定員までとすることを可能とする。
・それ以外の場合は、人数上限5,000人かつ収容率の上限を50%(大声あり)又は100%(大声なし)とする。なお、この場合、都道府県が定める様式に基づく感染防止策等を記載したチェックリストをイベント主催者等が作成・HP等で公表する。イベント主催者等は、当該チェックリストをイベント終了日より1年間保管すること。

(2)重点措置区域である都道府県
・感染防止安全計画を策定し、都道府県による確認を受けた場合、収容定員までかつ収容率の上限を100%とする。
・それ以外の場合は、人数上限5,000人かつ収容率の上限を50%(大声あり)又は100%(大声なし)とする。なお、この場合、都道府県が定める様式に基づく感染防止策等を記載したチェックリストをイベント主催者等が作成・HP等で公表する。イベント主催者等は、当該チェックリストをイベント終了日より1年間保管すること。

(3)その他の都道府県
・感染防止安全計画を策定し、都道府県による確認を受けた場合、人数上限は収容定員までかつ収容率の上限を100%とする。
・それ以外の場合は、人数上限5,000人又は収容定員の50%いずれか大きい方かつ収容率の上限を50%(大声あり)又は100%(大声なし)とする。なお、この場合、都道府県が定める様式に基づく感染防止策等を記載したチェックリストをイベント主催者等が作成・HP等で公表する。イベント主催者等は、当該チェックリストをイベント終了日より1年間保管すること。
大声に関して(基本的対処方針に基づくイベントの開催制限、施設の使用制限等に係る留意事項等について)
・収容定員が設定されていない場合、大声ありのイベントは、十分な人と人との間隔(できるだけ2m、最低1m)を確保し、大声なしのイベントは人と人とが触れ合わない程度の間隔を確保すること。なお、大声ありのイベントについて、十分な人と人との間隔(できるだけ2m、最低1m)の維持が困難な場合は、開催について慎重に判断すること。
・今後は、「大声」を「観客等が、(ア)通常よりも大きな声量で、(イ)反復・継続的に声を発すること」と定義し、これを積極的に推奨する又は必要な対策を十分に施さないイベントを「大声あり」に該当するものとする。

<大声の具体例>
・観客間の大声・長時間の会話
・スポーツイベントにおいて、反復・継続的に行われる応援歌の合唱
※得点時の一時的な歓声等は必ずしも当たらない
各種イベント・行事の開催判断に当たっての留意事項等(基本的対処方針に基づくイベントの開催制限、施設の使用制限等に係る留意事項等について)
各種イベント・行事の開催判断に当たって、イベント開催時に必要な感染防止対策の徹底や開催制限の目安を踏まえた開催規模・時期の検討等に加え、例えば、部活動等における成果を発揮する場として全国大会等の開催は重要であること等、個々の行事が有する事情に鑑み、開催のあり方を個別具体に検討する必要がある。各種イベント・行事の開催判断に際して、各部局間の調整等を適切に実施し、感染防止策の徹底を図るとともに、各行事・イベントの趣旨を踏まえつつ、開催のあり方を適切に判断すること。
感染防止策の項目(イベント開催等における感染防止安全計画等について)
① 飛沫の抑制(マスク着用や大声を出さないこと)の徹底
 適切なマスク(品質の確かな、できれば不織布)の正しい着用や大声を出さないことの周知・徹底等
② 手洗、手指・施設消毒の徹底
 こまめな手洗や、手指・施設内の消毒の徹底等
③ 換気の徹底
 法令を遵守した空調設備の設置による常時換気又はこまめな換気の徹底
④ 来場者間の密集回避
 入退場時の密集を回避するための措置(入場ゲートの増設や時間差入退場等)の実施等
⑤ 飲食の制限
 飲食時における感染防止策(飲食店に求められる感染防止策等を踏まえた十分な対策)の徹底等
⑥ 出演者等の感染防止策
 有症状者(発熱又は風邪等の症状を呈する者)は出演・練習を控えるなど日常からの出演者やスタッフ等の健康管理の徹底等
⑦ 参加者の把握・管理等
 チケット購入時又は入場時の連絡先把握やアプリ等を活用した参加者の把握、直行・直帰の呼びかけ等イベント前後の感染防止の注意喚起等
参考資料
検査キット:イベントでの活用
・新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針(令和3年11月19日 / 令和4年7月15日変更/ 新型コロナウイルス感染症対策本部)
・効果的に感染拡大を防止しながら、社会経済活動を維持していくための検査の活用について(2022年7月14日 / 内閣官房)
・基本的対処方針に基づく対応(内閣官房)
検査キット:供給
・抗原定性検査キットの供給に係る優先付け措置等の終了について(2022年3月16日 / 厚生労働省)
・令和4年度第4回医療機器・体外診断薬部会資料(2022年8月17日 / 厚生労働省)
検査キット:購入
・新型コロナウイルス感染症の体外診断用医薬品(検査キット)の承認情報(厚生労働省)
・医療用抗原検査キットの取扱薬局リスト(厚生労働省)
・新型コロナウイルスの抗原検査キットは「体外診断用医薬品」を選んでください!(消費者庁)
・新型コロナウイルス感染症の研究用抗原定性検査キットの販売に関する監視指導及び留意事項について(厚生労働省)
その他
・基本的対処方針に基づくイベントの開催制限、施設の使用制限等に係る留意事項等について(令和4年7月15日 / 内閣官房新型コロナウイルス等感染症対策推進室長)
・国民の仕事や生活の安定・安心を支える日常生活の回復(新型コロナウイルス等感染症対策推進室 公式HP)
・「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイントをまとめました(令和4年6月 / 厚生労働省 HP)
・会場における感染防止対策に関する具体的な行動例について(2021年9月24日 / 日本フライングディスク協会)

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