2020-2021年度各種全日本選手権大会について(2/15公開版)

2020-2021年度各種全日本選手権大会について、新型コロナウイルス感染症に関連する社会情勢、全日本選手権における公平性、2022年度世界アルティメットクラブチーム選手権大会派遣チーム決定に関する公平性の観点より、以下の通り決定しましたので、ご案内致します。

2020年度分大会

JAPAN ULTIMATE OPEN 2020 開催中止
文部科学大臣杯第45回全日本アルティメット選手権大会 本戦・決勝戦 開催中止
第3回全日本U21アルティメット選手権大会 地区予選 2021年5月中旬〜下旬
調整中
第3回全日本U21アルティメット選手権大会 本戦・決勝戦 2021年6月5日(土)〜6日(日)
静岡県掛川市 つま恋リゾート 彩の郷
第8回全日本ミックスアルティメット選手権大会 2021年6月12日(土)〜13日(日)
静岡県掛川市 つま恋リゾート 彩の郷
第46回全日本ガッツ選手権大会 2021年5月下旬〜6月上旬
調整中
変更理由について
「2020年度全日本大学アルティメット選手権大会(3月開催予定/中止)」及び「2020年度JAPAN ULTIMATE OPEN」を「2020年度全日本アルティメット選手権大会」の予選会(出場チーム決定大会)として設定していましたが、全日本大学アルティメット選手権大会の中止に伴い、出場チーム決定に関する新しい枠組みを検討していました。

しかしながら、現時点で確保ができている施設キャパシティーの観点より、全日本アルティメット選手権大会への出場権を持つ「大学チーム」「クラブチーム」の両カテゴリーを制約なく受け入れることが困難であるため、公平性を担保した予選会の実施ができないと判断しました。また、過去大会を参照したポイント制によって出場チームを決定し、「2020年度全日本アルティメット選手権大会本戦」のみを開催することも検討しましたが、2022年度世界アルティメットクラブチーム選手権大会派遣チーム決定対象大会となる「2021年度全日本アルティメット選手権大会」への適切な接続が難しいと判断しました。上記の2点より、「文部科学大臣杯第45回全日本アルティメット選手権大会」及びその予選会である「JAPAN ULTIMATE OPEN 2020」について、中止とさせていただきます。

現時点で、2020年度分の大会として「全日本U21アルティメット選手権大会」「全日本ミックスアルティメット選手権大会」「全日本ガッツ選手権大会」の3大会が開催予定となっています。


2020年度分大会の参加資格について
既に2020年度分の会員更新・登録をされている方やチームとの公平性を保つため、本来であれば2020年度中の開催予定としていた2020年度分大会(全日本U21アルティメット選手権大会/全日本ミックスアルティメット選手権大会/全日本ガッツ選手権大会)の出場資格について、2020年度JFDA会員及び2020年度登録チームのみ出場可能とさせていただきます。2020年度分大会に出場を予定されており、2020年度分の会員更新・登録もしくはチーム更新・登録がまだお済みでない場合は、2021年2月末日までに新会員システム(fdsys)より手続きをお済ませください。

※参考:2020年度会員更新手続き(新システムの利用方法)について(2020/03/18)
※JFDA事務局は現在雇用調整期間中のため、更新手続きに関する全てのお問い合わせについて2月末日までに対応できない可能性があります。原則として上記の説明ページをご参照の上各自ご対応いただき、必要に応じて既に更新されている方やチームに助言をいただくこともご検討ください。

2021年度分大会

2020年11月17日に公開したスケジュールに、以下の大会を追加します。
文部科学大臣杯第46回全日本アルティメット選手権大会 選抜予選 2021年5月8日(土)〜9日(日)
静岡県掛川市 つま恋リゾート 彩の郷
変更理由について
2022年度世界アルティメットクラブチーム選手権大会派遣チーム決定対象大会となる「2021年度全日本アルティメット選手権」において、出場資格のある「クラブチーム(上位5チーム)」「クラブチーム(上位5チーム以外)」「大学チーム」の全カテゴリーに対して予選会を設け、直近の競技力を可能な限り反映した状態で本戦を開催するため、2021年度大会として追加します。
各種全日本アルティメット選手権の仕組み(2021〜)/ クリックで拡大

会長声明

フライングディスク競技普及発展の活動基盤を維持していくために2020年度・2021年度会員登録・更新をお願いします

2020年度はあと1か月で終わりとなりますが、コロナ禍で我々フライングディスクに関わる者にとっても辛い1年となってしまいました。

日本フライングディスク協会は、コロナ禍においても安全に大会を開催する方法を模索し続け、大会関係者との調整を重ねてまいりましたが、先日ご報告申し上げました通り3月31日までに開催を予定していた大会は全て中止の判断をさせていただきました。正に断腸の思いでの苦渋の決断であり、フライングディスクを愛する皆様が目標とする競技会を開催できなくなってしまったことは、大変残念に思っております。

協会自体も2020年度会員資格更新の大幅減少も起因となり、運営継続が困難な財務状態に陥りました。事務局職員雇用調整や普及予算削減、各種助成金や補助金申請等、様々な対応策を施しても資金不足となる事が予想されたため、競技団体への救済制度を利用して日本政策金融金庫から4,500万円の借入をしたことは以前ご報告した通りです。

一方、フライングディスクは「国際オリンピック委員会(IOC)」、「国際パラリンピック委員会(IPC)」承認競技となり、我々日本フライングディスク協会も「日本オリンピック委員会(JOC)」、「日本スポーツ協会(JSPO)」の加盟団体になることができました。多くの方々の理解・努力・協力が大きな成果を上げています。

2022年5月に延期開催されるワールドマスターズゲームズ関西、7月のワールドゲームズ米国バーミングハム大会の正式競技に採用され、2028年ロサンゼルスオリンピックの追加競技やアジア大会、アジアビーチゲームズ、ジュニアオリンピックでの採用を目指して活動できる立場におり、今まさに飛躍の正念場を迎えています。

さて2021年、いよいよ日本でもワクチン接種が始まり、来年度は大会が再開できる見通しが見えてきました。当協会の規模でも実施可能なwithコロナ時代での競技会や講習会開催方法の検討も進めています。互いに理解・協力してこの困難を乗り切り、大きな飛躍を目指していきましょう。

そのような飛躍を目指す中で、改めて2020年度及び2021年度の会員登録・更新についてお願い申し上げます。

一般社団法人日本フライングディスク協会は、年会費によって活動基盤を維持し、大会エントリー費及び助成金によって競技会等の事業運営をしています。そのため、年会費によって維持されている協会活動基盤の上に、公的に認められる法人機能構築や全日本選手権大会の開催、世界連盟加盟と国際大会への日本代表派遣、統一ルールの制定、資格付与や公式記録認定、公式戦のライブ配信や各種情報公開、外部内部団体とのネットワーク構築、競技環境の向上、お問い合わせ等への対応が機能する仕組みとなっています。

フライングディスクを楽しめる持続的な環境整備へのご協力をお願い致します。

2021年2月15日
一般社団法人日本フライングディスク協会
会長 師岡 文男

お問い合わせ

日本フライングディスク協会 事務局
お問い合わせフォーム