WFDF理事会 2024年五輪への種目入りを目指すことを決定!!

世界フライングディスク連盟(WFDF)は、日本時間3月1日朝7時に開催されたインターネット理事会で、2024年開催予定の夏季オリンピック競技大会への種目入りを目指すことを決定しました。2021年のワールドゲームズが米国アラバマ州バーミングハムで開催されることが決定し、2024年の夏季五輪開催地にボストンが立候補する予定であることを受けて具体的な目標を掲げることになりました。

IOCが昨年12月に決定した「オリンピック アジェンダ2020(20+20=40の改革案)」で、開催地主導での種目追加が可能になったことで一気に夢の実現が近づきました。WFDFは既に、USオリンピック委員会との交渉を開始しており、アメリカ発祥の競技として好感触を得ています。今後の課題は、7月のIOC総会でWFDFが正式に公認団体(現在は準公認団体)として承認され、加盟国を75ヵ国(現在正加盟は58ヵ国)に増やし、種目入りするための基礎条件をクリアすることです。あと9年後にオリンピックに参加できることを夢見て、特にジュニアの強化が急務となってきたといえます。

また、WFDFはパラリンピックへの参加も目指して、「パラ・フライングディスク・ワーキンググループ」を立ち上げました。車椅子アルティメットや障がい者フライングディスク競技が行われている日本の協力が要請されています。先進県である神奈川県協会の皆様よろしくお願いします。

その他にも、WFDFは2017年の1月か2月に「世界インドア・アルティメット選手権大会」の開催準備を進めており、冬場屋外での7人制アルティメットの実施が難しい雪国のプレーヤーにとっても活躍できる機会が作られようとしています。

報告:WFDF理事・日本フライングディスク協会会長  師岡 文男